常設展では、歴史展示、民俗展示の大きく2つのゾーンに分けて、実物資料とともに、それぞれの時代や地域を象徴する建物を実物大に復元し、愛媛の歴史や民俗をわかりやすく紹介しています。
瀬戸内海がまだ陸地であった旧石器時代から、藤原純友の乱が起こった平安時代までの愛媛に住んだ人々のくらしを、県内各地の遺跡や出土品などにより紹介します。
平安時代末期から室町時代までの河野氏をはじめとする武士の動向や瀬戸内海を舞台にした海賊衆の活躍、荘園に生きた人々のくらしなどを、中央政権との関係を示す文書や絵巻物などにより紹介します。
安土桃山時代から江戸時代までの伊予八藩の動静や、安定した時代に生きた伊予の人々のくらしを、城郭・住居模型や絵図・文書などにより紹介します。
明治時代から現代までの愛媛の歩みを、明治以降の諸政策に関する行政文書や出版物、近代化した人々のくらしを示す市内電車や大街道の復元などにより紹介します。
愛媛の民俗に関する情報を提供するとともに、愛媛県内の多彩な祭りや芸能を、実物のだんじりやみこし、色とりどりの衣装とともに、臨場感あふれる映像などにより紹介します。
昭和初期の愛媛の「海」「里」「山」における人々のくらしを、原寸復元した民家やさまざまな生活用具、集落の模型などにより紹介します。
四国遍路の歴史や民俗を、遍路道標や案内記などの出版物、遍路の装束とともに、弘法大師にまつわる伝説や八十八ケ所の札所の映像などにより紹介します。
体験学習室は、なつかしの玩具、土器パズルなどを気軽に手に取り、遊ぶことの出来るコーナーです。歴史や文化にふれるきっかけとなるような道具やおもちゃ・遊びなどを無料で自由に楽しむことのできるスペースとなっています。