展示案内特別展・テーマ展 詳細

テーマ展「石鎚山 歴史と民俗」

西条市と久万高原町にまたがる石鎚山の標高は1982m。四国および西日本の最高峰です。
その東にそびえる笹ヶ峰、瓶ヶ森などとともに石鎚連峰を形成しています。
弘法大師も修行したと伝えられるなど、石鎚山は古くから山岳信仰の霊場、修験道の霊地として知られ、江戸時代には西条藩や小松藩の庇護のもと、 別当寺の前神寺などを中心に先達制度により石鎚信仰が広がり、多くの登拝者を集めるようになりました。
本展では石鎚信仰が広く庶民に普及した江戸時代から、観光地としての開発が進む昭和にかけての石鎚山の歴史を紐解きます。
また、愛媛大学教授で地理学者の村上節太郎氏(1909~1995)が、お山開きなどの習俗を撮影した写真も併せて紹介します。
石鎚国定公園が昭和30(1955)年に指定されてから70年。石鎚山の豊かな自然とその魅力を見つめなおす機会としていただけたら幸いです。

展示概要

会場
愛媛県歴史文化博物館 文書展示室
会期
2025年12月13日()~2026年2月1日(
開館時間
午前9時~17時30分(展示室への入室は17時まで)
観覧料

ご観覧には常設展観覧券が必要です。

《常設展観覧料》

大人
(高校生以上)
65歳以上 小・中学生
580円[480円] 300円[250円] 無料[無料]
※[ ]内は20名以上の団体料金
※未就学児は無料
休館日
休館日開館日カレンダーをご確認ください。
開館日カレンダーはこちら

主な展示資料

  • 石鎚画賛 林涛光画、半井梧庵賛

    明治7(1874)年頃/個人蔵・当館保管
  • 石鎚山絶峰細景 「西條誌」

    天保13(1842)年/当館蔵

    石鉄山先達場記録写

    弘化3(1846)年頃/伊予史談会蔵
  • 半井梧庵肖像 石鎚神社神官姿

    明治13(1880)年/個人蔵・当館保管
  • 石鎚神社先達用記

    明治14(1881)年/当館蔵
  • 石鎚山登拝者の季節宿

    昭和33(1958)年/村上節太郎氏撮影 当館蔵
  • 石鎚山頂上(絵葉書)

    大正~昭和初期/当館蔵

    石鎚山観光パンフレット

    昭和50年代/当館蔵